黒にんにくって、普通のニンニクと比べてニオイってどうなってるか、知ってますか?
普通のニンニクは、かなり強烈な臭いがしますよね・・・。
「あの臭いのせいでにんにくが嫌い!」という人も多そうです。
黒にんにくの臭いの方はというと、こちらは普通のニンニクと比べて、ほとんどあの強烈な臭いがしないんです!
「なんでほとんど臭いがしないの?」
「臭いがしない理由をちゃんと教えて!」
って、あなたも思ったかもしれませんよね。
詳しく分かりやすく説明してますので、興味があったら読んでみてくださいね!
黒にんにくは普通のにんにくより臭くない!
実際に食べてみたら分かるんですけど、本当に臭いが少ないんです。
普通のにんにくだったら、数片食べただけでも翌日まで臭うのが当たり前って感じですよね。
黒にんにくだと、食べる時点でもだいぶ臭いが少ないです。
夜に食べた次の日の朝には、もうほぼ完全に臭いが消えてるんです。
これだったら、誰かに会う時とか、仕事がある日とかでも食べても平気そうですよね。
黒にんにくはどうしてニオイが少ないの?
黒にんにくは、熟成・発酵の過程でニンニクから発生するニオイ成分の量が大幅に減少します。
このニオイ成分が大幅に減ることで、黒にんにくになると臭いがほとんどしなくなるんです。
黒にんにくは、臭いをごまかしているのではなく、根本的に臭いの元である成分を減らしているので、臭いを気にせずに安心して食べることができます。
臭いの元となっているのってどんな成分なの?
臭いの元となっている成分の名前は「アリシン」と言います。
ただ、実は生のニンニクにはアリシンはほとんど含まれていません。
どういうことかと言うと、ニンニクにはアリシンに変化する成分が大量に含まれています。
アリシンに変化する前の成分の名前を「アリイン」と呼び、これがある条件でアリシンに変わっていきます。
アリインがアリシンに変わる条件ってなに?
アリシンに変化する条件とは、アリインが空気に触れることです。
アリインが空気に触れることにより、酵素であるアリイナーゼの働きでアリシンに変わります。
つまり、生にんにくが破砕されることでアリインが空気に触れ、どんどんニオイ成分であるアリシンに変化していきます。
にんにくを切ったり潰したりしたときに、だんだん臭くなってきませんでしたか?
まさにその時、アリインからアリシンに変化が起きていたんです!
アリシンは何か身体にいい影響とかはあるの?
アリシンについては、薬理効果があるかどうかはハッキリとしていません。
アリシンは非常に不安定な成分であり、にんにくを食べたあとに検査したところ、血液中からは検出されなかったという報告があります。
よって、その薬理作用には疑問が残る、という結果となっています。
臭いについてのメリット・デメリットまとめ
メリット | デメリット | |
---|---|---|
黒にんにく | ニオイがかなり少ない | アリイン・アリシンが減少 (薬理作用は疑問) |
にんにく | アリイン・アリシンが豊富 (薬理作用は疑問) |
ニオイが強烈 |
ここまでの内容をまとめると、黒にんにくはニオイ成分であるアリシンが減少しています。
そしてアリシンは、薬理作用がしっかりと証明されておらず、その効果は疑問視されています。
つまり、黒にんにくになってアリシンが減少しても、元々にんにくが持っていた元気パワーの源は損なわれていないと言えそうです。
むしろ強烈な臭いが減少しているので、より食べやすくなったというメリットがとても大きいです。
デメリットについては、ニオイの部分だけで考えれば、ほぼないと言えるのではないでしょうか?
また、黒にんにくはアリシンが減少するだけでなく、薬理効果がしっかりと確認されている「S-アリルシステイン」や「ポリフェノール」といった成分が何倍にも増えています。
ニオイ以外の部分を含めても、黒にんにくはまさにニンニクのパワーアップ版と考えてもいいのかもしれません。
黒にんにくの効果について、もっと詳しく知ろう!
この記事では、黒にんにくの臭いについてピックアップしてご紹介してきました。
黒にんにくのメリットは、臭いが少ないことはもちろん、その本領は大幅にパワーアップした有効成分にあります。
簡単にまとめるだけでも、ガンの予防、美肌・アンチエイジング、冷え性改善、風邪の予防、抗酸化作用、強壮作用など、さまざまな効果が期待できます。
もしあなたが「黒にんにくのことをもっと知りたい!」と思ったらこちらの記事も読んでみてください。
黒にんにくの魅力をより詳しくご紹介しています!